お祝いのおすそ分けは家や地域の風習に従って

2019年01月30日
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出産、結婚など、身内に何か嬉しい出来事があったときに、周囲の人に贈る品を「内祝い」と言います。地域や立場によってその金額は異なりますが、一般的には、いただいたお祝い金の二割から三割程度の品物を贈るのが相場と言われています。

いただくお祝い金も、血縁関係などによって異なるため、相手に合わせて品物を選ぶ人も少なくありません。また、特に親しい間柄や特別な関係の人へは、お祝いの五割程度の品を贈ることもあり、絶対的な決まりごとはないとも言えます。

少なくとも、いただいたお祝い金の二割以上の金額の品を選んでおくと、相手に不快な思いをさせず、失礼に当たらないため安心です。本来、内祝いは、「こんな嬉しい出来事がありましたよ。幸せをおすそ分けします」という意味が込められており、お返しを求めるものではありませんでした。そのため、以前は金額が安く、ちょっとした品などを選ぶこともありましたが、最近では「お祝い金のお返し」という意味で使われるようになってきています。家によっては親族同士でお祝いや内祝いの金額を設定していたり、地域の習慣などもあるため、実家や義理実家によく確認して失礼のないように振る舞うことが大切です。