相手に感謝を述べる気持ちを忘れないで

2017年10月17日
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お祝いをもらったときに、そのお返しをするという意味で使われることが多い「内祝い」ですが、本来は「身内にめでたいことがあったので、その喜びをおすそ分けする」という意味があることをご存知でしょうか。他にも「我が家ではこのような喜ばしいことがありましたよ」と知らせる意味があり、子供の出産や節句のときに使われることが多いようです。

現在では、「頂いたお金のお返し」という意味合いが強くなり、お祝いをくださった方のみに贈る場合が多いようです。地域差もありますが、頂いたお金の二割から三割の金額でお返しの品を贈り、のしに「内祝い」と記すのが常識のようです。

贈る品物は、食べ物や洗剤、カタログギフトなどどのような物でも大丈夫ですが、なるべく相手の好みを考慮する方が望ましいです。例えば、お酒を好まない人にはアルコール類は控えたり、子供がいる家庭には家族で楽しめるようなものが良いでしょう。

また、お祝いをいただいてから一か月を目途に贈る方が失礼がありません。あまりに遅くなってしまうと、頂いた相手にも失礼ですし、何のお返しなのかがわかりにくくなってしまいます。また、出産の場合には、メッセージカードで生まれた子供の名前や写真などをお知らせすると大変喜ばれます。どのような内祝いでも、相手に感謝の気持ちをこめて、失礼のないようにすることが大切です。